Rでいろいろなカラーパレットをつかってグラフィックス表示してみた
Rにはrainbowをはじめとするいくつかのカラーパレットが標準で備わっており、これらを使えば十分綺麗なグラフィックスを作成することができます。
しかし、地図などの複雑なデータを表示したり、色覚異常の方でも色を識別できるような図を描きたい場合には標準のカラーパレットでは不十分なことがあります。そのような場合でも、あらたにパッケージをインストールすることで、多くのカラーパレットを使えるようになります。
使いたいパレットを選ぶときには、カラーバー(グラフィックス参考実例集:カラーパレット、グラフィックス参考実例集:RColorBrewer パッケージによるカラーパレットなど)やサンプル(デモ)を表示することが多いと思いますが、これらのシンプルな表示例だけでは複雑なデータでグラフィックス表示した場合にどうなるのか、イメージがつかめない場合があります。
そこで、複雑なデータにさまざまなカラーパレットを適用した例を作成しました。
R環境には、ニュージーランドのオークランドのMaunga Whau火山のデータ(volcano、10m×10m格子ごとの標高地形データ)が標準で含まれています。
これは比較的複雑なデータですので、これを用いて等高線図と3次元鳥瞰図をいろいろなカラーパレットで表示しました。
図の上方に表示されている「palette」がカラーパレット名、「package」がパッケージ名となります。
標準カラーパレット
colorRampsパッケージ
colorspaceパッケージ
dichromatパッケージ
RColorBrewerパッケージ